副業としてエンジニアをこれから始めようと思う方の中には、
プログラミング言語ってなにを選んだらいいの…
こういった悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、初心者フリーランスのエンジニアの方々に向けて、学習をおすすめしたい人気プログラミング言語をご紹介します。
是非この記事を参考に、プログラミング言語学習の最初の一歩を踏み出してください。
プログラミング言語の選択を間違えたら致命傷？
初学者の方から寄せられる質問で最も多いのが「言語選択を失敗するとどうなるのか？」ということです。
結論から言うと、言語選択のミスが致命的ということはありません。
ひとつの言語を学べば、少なくともプログラムを組み立てるための考え方のプロセスは学ぶことができるからです。
もちろんコードの組み方など新たに覚える必要があるところはありますが、初学者よりは圧倒的に早く覚えることが可能です。
一般的には、一つの言語を極めると言うよりも必要に応じて新たな言語の学習に取り組むというエンジニアの方が多いのではないでしょうか。
だっくすそこまで深刻に考える必要はないってことか
おだんごただ、もちろん初心者に向いている言語というのはあるよ
言語選択の軸となるのは以下の項目です。
- 汎用性の高さ
- 言語習得の難易度
- 市場需要の高さ
これらの項目と、自分のやりたいプロジェクトを照らし合わせて最初の言語を選択するのがよいでしょう。
おすすめのプログラミング言語１０選
この章では汎用性が高い、初心者でも覚えやすい、人気がある、など初心者に向いている言語について１０個紹介していきます。
各言語の特徴や用途についても触れていますので、自分の志向と合っているか検討してみてください。
Python（パイソン）
Pythonはシンプルで読みやすい文法が特徴のプログラミング言語です。
初心者にとって学習しやすく、多くの教育機関やオンラインコースで導入されています。
データ分析や人工知能、機械学習などの分野で広く利用されています。
豊富なライブラリ（NumPy、Pandas、TensorFlowなど）が存在し、効率的なデータ処理や解析をサポートしています。
ウェブ開発や自動化、ゲーム開発など、幅広い用途に使用されます。
JavaScript（ジャバスクリプト）
JavaScriptはウェブ開発に特化した言語で、フロントエンドとバックエンドの両方で使用されます。
ブラウザ上で動作するスクリプト言語として広く採用されています。
HTMLやCSSと組み合わせて動的なウェブサイトやWebアプリケーションを作成することができます。
フレームワーク（React、Vue.js、Angular）を活用することで、より効率的な開発が可能です。
近年では、モバイルアプリ開発（React Native、Ionic）、ゲーム開発（Phaser、Unity）、サーバーサイド開発（Node.js）にも利用されています。
開発段階において、必要な機能や全体の処理の流れが指針として最初から決められているツールのこと。
Ruby（ルビー）
Rubyは読みやすい構文と直感的なコーディングスタイルが特徴の言語で、人間中心の設計思想を持っています。
初心者にも親しみやすく、美しいコードを書くことができます。
Ruby on Railsというフレームワークが存在し、ウェブアプリケーションの開発において高い生産性を発揮します。
データベースやルーティングなどの機能が組み込まれており、迅速な開発が可能です。
ウェブ開発だけでなく、スクリプトやテストツールの作成にも広く利用されています。
Java（ジャバ）
Javaは堅牢さと安全性が特徴の言語で、幅広いプラットフォームで動作します。
オブジェクト指向プログラミングの概念を重視し、再利用性と保守性の高いコードを書くことができます。
Androidアプリ開発にも広く使用されており、Googleが提供するAndroid Studioという統合開発環境を使用して開発が行われます。
ビッグデータ処理やクラウドコンピューティング、金融システムなどの領域でも利用されています。
C#（シーシャープ）
C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、.NETフレームワーク上で動作します。
オブジェクト指向プログラミングに焦点を当てており、Windowsアプリケーションやゲーム開発などの領域で広く使用されています。
UnityというゲームエンジンもC#をサポートしており、ゲーム開発に興味がある方にとって適した言語です。
エンタープライズアプリケーションの開発にも使用され、スケーラビリティとセキュリティに重点を置いたプログラミングが可能です。
C言語
C言語はシンプルかつ効率的なプログラミング言語として知られています。
ハードウェア制御や組み込みシステム開発に広く使用されており、高速性とメモリ効率に優れています。
ポインタの概念や低レベルなメモリ操作に関する知識を学ぶことができます。
Swift（スウィフト）
SwiftはAppleが開発したプログラミング言語で、iOSおよびMacアプリケーションの開発に使用されます。
安全性と効率性を重視して設計されており、簡潔な文法や型推論などの機能があります。
モダンなアプリケーション開発をサポートし、UIデザイン、ネットワーキング、データベースなどの機能も備えています。
PHP（ピー・エイチ・ピー）
PHPはウェブ開発に特化したスクリプト言語です。
動的なウェブページの作成やデータベースの操作に使用されます。
主にサーバーサイドの開発に利用され、HTMLとの組み合わせやフレームワーク（Laravel、Symfony）を使用することで効率的な開発が可能です。
WordPressやDrupalなどのCMS（コンテンツ管理システム）もPHPで構築されています。
Kotlin（コトリン）
KotlinはAndroidアプリ開発向けに開発されたプログラミング言語で、Javaの代替として使われます。
Javaとの相互運用性が高く、既存のJavaコードとの統合が容易です。
簡潔な文法とヌルポインタ例外の回避などの特徴があり、生産性の向上や安全なコードの記述をサポートします。
Go（ゴー）
GoはGoogleが開発した静的型付けのプログラミング言語です。
コンパイル言語でありながら、高い生産性と効率性を兼ね備えています。
ネットワーキングや分散処理などの領域で活用され、システムプログラミングやマイクロサービスの開発に適しています。
総括
これらのプログラミング言語は、それぞれが異なる分野やプロジェクトにおいて活躍しています。
選ぶ際には、自身の目標や興味、プロジェクトの要件などを考慮し、最適な言語を選択してください。
また、学習にはオンラインのチュートリアルやオンラインコース、書籍、コミュニティなどのリソースを活用することをおすすめします。
次の章でもう少し深堀りして紹介します。
プログラミング言語を勉強する手順
プログラミング言語の学習には、以下のような手順を考慮すると良いでしょう。
１．基礎を学ぶ
各言語の基本構文やデータ型、制御構造などの基礎的な概念を学びます。
オンラインのチュートリアルや書籍が役立つでしょう。
独学で学ぶことも可能ですが、モチベーションの維持や学習効率の観点から考えて、オンラインスクールという選択肢が現実的でしょう。
特に副業で未経験のエンジニア業務に携わりたいのであれば、学習に時間をかけていてはどんどんとスタートが遅くなってしまいます。
２．実際にコーディングを行う
学んだ知識を実際のプロジェクトに応用してみましょう。
これは練習問題としてコードを書くということではなく、実際の仕事を受けてみるということです。
小さなプロジェクトから始め、徐々に複雑さを増していくことで実践的な経験を積むことができます。
実践を積むことはそのまま理解度を深めることにつながります。
学習が全て終わってからさてアプリを作ってみよう、ではなく学びながら実際のプロジェクトに携わるのが理想的な学習手順と言えます。
３．フレームワークやライブラリの学習
各言語には、開発効率を向上させるためのフレームワークや便利なライブラリが存在します。
関心のある分野やプロジェクトに合わせて、関連するフレームワークやライブラリを学びましょう。
フレームワークはプログラミングの型のようなものなので、型をたくさん知ることはそのまま業務の幅に直結します。
４．コミュニティへの参加
プログラミング言語のコミュニティに参加することで、他の開発者との交流や情報共有ができます。
また、質問や意見交換を通じて成長することができるでしょう。
オンラインスクールなどに参加している場合は他の受講生と切磋琢磨しモチベーションを維持することができます。
５．持続的な学習と情報収集
プログラミングは常に進化しています。
新しいトレンドや技術の動向にも注意を払い、継続的な学習と情報収集を行いましょう。
トレンドが変われば募集されている仕事の傾向も変わっていきます。
柔軟に新たな言語習得への意欲を絶やさないことは重要なことです。
プログラミング言語の選択における「よくある質問」
おだんごこの記事に関してよくある質問をいくつか紹介します
まとめ
ここまでこれからエンジニアを目指す方に向けて、おすすめのプログラミング言語を紹介してきました。
プログラミング言語の選択には絶対的な正解はありませんが、副業エンジニアとして向いている言語はやはり市場人気の高い言語です。
ここで紹介した言語はいずれも市場需要も高く、難易度に高低はありますが極端に難しいものはありません。
是非この記事を参考に、自分にあった言語を選んでみて下さい。
