これから何か副業を始めたいと思っている方の中には
副業で稼げるようになるにはどんな能力が要るんだろう…
という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、副業を始めるにあたって持っておいた方がよいスキルについて5つ紹介していきます。
スキルによってもちろん難易度がありますので、ここでは難易度が低い(=必須度が高い)順番に並べています。
それではいってみましょう!
1.タイピングスキル
この世の全てのスキルの中で最も副業にマッチするスキルがタイピングスキルです。
あなたが選んだ副業がブログでもアンケートモニターでもYouTubeでも、仕事の中のどこかではテキスト入力の場面が生じるはずです。
例えば…
- ブログならテキストがコンテンツそのもの
- アンケートはテキストベースで提出する
- YouTubeならテロップや概要欄にテキストを書く
つまり、タイピングスキルが高くなればその分仕事の作業効率が上がるということなので、まさしく現代の必須スキルと言えるでしょう。
タイピングスキルの学び方
今は様々なタイピング練習ソフトがブラウザ上で無料で公開されています。
タイピングなんてしたことがないというような、本当にこれからタイピングを学ぶという方におすすめなのが「playgram typing」というサイトです。
これは本来小学生向けの学習サイトになっていますが、侮るなかれ。
ホームポジションや指使いというという基本的なところから、あなたがミスしやすいキーを含む問題を判定して、そのキーを多く含む問題まで出題してくれるという優れものです。
このサイトでタイピングの基本的なことは全てマスターできます。
一方で、既に多少はタッチタイピングできるよという方は、以下のサイトを使ってスピードを上げる訓練をしましょう。
「寿司打」
こちらも完全無料で使えますので、是非腕試しと思ってチャレンジしてみてください。
2.Google Workspace
Google Workspaceとは、Googleが提供している作業用ソフトウェア群のことです。
正直に言ってこれさえ使えれば、Officeソフトを使う必要がない、というかなんならOfficeソフトよりも高機能です。
無料で使えるのにも関わらず、です。
代替しているソフトの例を上げると、以下のようになります。
- Word⇔Googleドキュメント
- Excel⇔Googleスプレッドシート
- Power Point⇔Googleスライド
- Exchange⇔Gmail
- OneDrive⇔Googleドライブ
- teams⇔Googleミート
しかもこれらの内、いくつかはOfficeのソフトよりも高機能だったりします。
例えば、GoogleスプレッドシートであればExcelにはない独自の関数が使えて以下の様なことができます。
- 1行の式で何千何万というセルに自動で計算結果を反映できる(ArrayFormula)
- セル内の日本語を英語に翻訳できる(googletranslate)
- webサイト上の表やリストを参照できる(importhtml)
副業で取引が増えてきて自分でポチポチ計算するのが面倒な時や毎度毎度翻訳機にかけるのが面倒な時、さまざまな場面でスプレッドシート関数が役に立ってくれます。
しかも、これらはGoogleWorkspaceの優位性のほんの一部でしかありません。
本当にGoogleWorkspaceが素晴らしいところは、クラウド上にデータがあるということです。つまり、
- 自分以外の第三者に簡単に共有できる
- 自動保存されていて、日付をさかのぼって修正も可能
- デバイスを選ばずデータにアクセスできる
こういったメリットだらけのソフトウェアとなっています。しつこいですが、無料です。
GoogleWorkspaceを是非、副業の管理や制作に役立ててみて下さい。
もっと言えば、きっと本業の仕事にも普通に超役立つと思いますので、活用してくださいね。
3.財務諸表が読めるスキル(簿記)
財務諸表というのは平たく言えば、会社の家計簿です。
会社がいくら売上があって、経費と利益がいくらで、その利益がどんな資産や負債に分配されているか、というようなことを指します。
財務諸表を読むスキルがあれば、投資におけるファンダメンタル分析などにももちろん使えますし、何より日々の一つ一つの取引がどのように財務諸表に反映されているかをイメージできるようになります。
また他社の企業分析だけでなく、自分の家計簿を作るのにももちろん有効です。
反対にこのスキルが全くない場合、
今月売上よかったのになぜかお金がないぞ…
事業が赤字だけどどこを改善したらいいかわからない…
こういった悩みに頭を悩まされることになるでしょう。
実際のところ、中小企業の社長の中でも財務諸表がきちんと読める経営者というのは実は稀です。
そんなことある!?
これは実体験から言えば、ガチ。
お金の流れがわからなければ改善点なんてものも当然わかりません。
簿記の資格を絶対に取るべき!ということではありませんが、簿記3級のテキストを買って読むだけでもおおよそのことは把握できます。
是非一度は簿記の知識の習得にチャレンジしてみてください。
4.Adobeソフトウェア
Adobeソフトウェアは、平たく言えばこの世のほぼすべてのクリエイティブを牛耳っているソフトです。
Adobeにあらずんばクリエイティブにあらず、は言い過ぎ…とも言えない!というレベルです。
主なソフトの例は以下の通り。
- Adobe illustrator(イラスト制作)
- Adobe Photoshop(画像編集)
- Adobe PremirePro(動画編集)
- Adobe AfterEffecs(映像制作)
- Adobe Audition(音楽編集)
パッと見でクリエイティブの全てを網羅していることがわかると思います。
はっきり言ってインターフェイスはそもそもプロ仕様なのでわかりにくいですが、使い慣れればそこまで苦ではありません。
というよりも、多機能すぎてすべての機能を使いこなしている人はプロの中でも少ないと思います。
反対に言えば、完璧にソフトを使いこなせなくても一定の求められている処理さえできれば普通に仕事を完結できるということです。
中でも副業を考えた時に特におすすめなのはPhotoshopかPremireProです。
使い方はウェブサイトでもYouTubeでも無料で無限に紹介するものがありますので、それらを使って無料で学ぶことができますし、そもそもAdobe公式のチュートリアルも準備されています。
月額料金制なので、少し値は張りますが後々仕事に活かせると考えればコストパフォーマンスは最強レベルのソフトです。
しかも、使える人がそもそも少ないので競合にも勝ちやすいです。
例えば無料で使える画像制作ソフトの「Canva」は素晴らしいソフトですが、やはりPhotoshopで制作することに比べればできることや仕上がりのクオリティには差はあります。
自分の副業領域はクリエイティブだ!という方には絶対的におすすめなスキルです。
5.マーケティングスキル
5つの中で最高難度ですので、少し話が抽象的になりますがご容赦ください。
マーケティングスキルとは、平たく言えばモノを売る為の考え方です。
自分が提供する商品やサービスが市場に適合するかどうかを見極めるスキルと言い換えることもできるでしょう。
反対に、市場に適合する為に自分の商品・サービスの見せ方や演出を変える力とも言い替えられます。
めちゃくちゃよくわからない
マーケティングってそもそも定義が難しいんだけど、要は最初に言ったモノを売る力のことだよ
ここで紹介するマーケティングの3大要素は以下の通りです。
- 集客
- 教育
- 購入
あくまで購入がゴールであり、集客や教育はその為の手段です。
集客という点で考えると、大部分を占めるのは広告の方法です。
どこに、誰に向けて、どんな訴求の広告を出すか考える力がマーケティング力です。
教育は、コンテンツそのものであることが多いです。
コンテンツを読む、見ることで商品・サービスがユーザーにどのように役立つか、なぜユーザーにこの商品が必要なのかを教えてあげることで、購入に導きます。
マーケティングスキルの学び方
では実際にどのようにしてマーケティングスキルを得ればよいのかという話ですが、答えは一つです。
相手軸で物事を考える
つまり、自分が知っている商品のいいところを市場が本当に必要としているかを考えなければいけないということです。
マーケティングの本を読む、とかじゃないのか
もちろんそれも一つの手段だけど、結局マーケティングの答えが書いている本なんてこの世にないんだよ
マーケティングの手法は3C分析やPEST分析、SWOT分析、STP分析など各種いろいろと提唱されていますが、実際のところあなたの提供する商品・サービスにマッチするかはわかりません。
ただ、それらの全ての分析の根底にある考え方が「相手軸で物事を考える」ということです。
自分が見せたい、やりたいことではなく、相手が見たい、やって欲しいことは何かを考えるということです。
あなたと市場の需要のギャップを埋める施策を常に想像すること、これがマーケティングスキルを伸ばすコツです。
もちろんマーケティングマスターになれという話ではありません。
マーケティングだけで食っていく、というのは狭き門ですが、一方でマーケティング力0ではどんな副業もほぼ確実に成功しません。
繰り返しになりますが、マーケティングの専門家になる訳ではないので、手法にこだわる必要はありません。
ただし、副業を始めるにあたってまずは自分本位ではなく市場本位で商品・サービスを見せなければいけない、提供しなければいけないということだけは最低限覚えておきましょう。
副業の必須スキルについてよくある質問
この記事に関してよくある質問をいくつか紹介します
まとめ:5つスキルを手に入れて、有利な状態で副業に取り組もう
ここまで副業を行う上で習得がおすすめできるスキルについて紹介してきました。
1から5の全てのスキルを持っている人は、現在副業プレイヤーとして活躍している人でも少ないでしょう。
しかし、副業で成功を目指すのであれば全て持っておいて損はない普遍的なスキルです。
少なくとも1のタイピングスキルは、無料で、誰でも、簡単に始めることができますので、この記事を読んでくださった方でタイピングスキルに自信のない方は是非取り組んでみて下さいね。
よき副業ライフを!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました