この記事の信頼性
10年以上いろいろなビジネスの財務コンサルタントをしてきた経験から、様々なビジネスの「仕組み」について解説します
- フリーランスエンジニアがどんな業種かわからない
- フリーランスエンジニアを始めたいが、どこから始めたらいいかわからない
- フリーランスエンジニアとして仕事を得る方法がわからない
この記事では上記についての悩みに答えるべく以下の項目について一つずつ解説していきます。
- フリーランスエンジニア業界の実態
- フリーランスエンジニアの開業準備
- フリーランスエンジニアの仕事の見つけ方
エンジニア…なんとなくかっこいい響きだけど、具体的にどんな仕事なんだろう
まずは、エンジニアがどんなものかってところからお話しするね
フリーランスエンジニアという業種について
エンジニアとは工学に関する専門知識・スキルを持った人材全般のことを指します。
このページでは、その中でもインターネット関係の専門知識・スキルを持った「ITエンジニア」についてお話しします。
要するにここで言うフリーランスエンジニアとは、企業に属さず個人でインターネットに関連する仕事をする人の事です。
フリーランスエンジニア業界が伸びている
フリーランスって専業のことを言うのかと思った
全ての「フリーランス」の中で最も人数が多く経済規模も大きいのが「副業フリーランス」だよ
現在、IT業界のほとんどの企業がエンジニアの人材不足という問題に直面しています。
“きつい割に給料が安い”という雇用環境によりイメージが悪化し、エンジニアの需要に対して目指す人が少なかったことが大きな要因と言われています。
深刻な人材不足から他業種に比べ、求人の数が圧倒的に多くなっています。
そのため優秀な人材でなくてもかなりの需要がある業種です。
まだまだ進化をし続ける業界ですので、今後さらに需要が高まっていくことは想像に難くありません。
今、ゼロからエンジニアを目指してもまだまだ遅くはないのです。
経済産業省が平成31年4月に発表した「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、2018年時点で約22万人、2030年には約45万人程度のIT人材の不足規模が拡大するという推計がなされています。
ITエンジニアの男女比は8対2
そもそもITエンジニアと言えば男性の職業ってイメージがあるんだけど女性もできるの?
それは昔の話だね。今は全体の2割は女性と統計データがでているよ
2021年度の「情報サービス産業基本統計調査(一般社団法人情報サービス産業協会)」によると全従業員の2割強が女性の従業員とされています。
すべてのIT企業の数字ではありませんが、300社を超える企業からとったアンケートですのでかなり信用できるデータと言えるでしょう。
割合としては、ITエンジニアに従事する女性は10年前に比べ約4倍に増えているというデータもあります。
- 時間と場所の融通が利きやすい
- 技術職のため、復職しやすい
といった理由から女性人気が増えていると言えるでしょう。
ITエンジニアにはどんな仕事があるの?
じゃあ次に、具体的にどんな仕事があるかを説明していくね。
よろしくおねがいします。
一口にITエンジニアといっても、その内容は多岐に渡ります。
どの分野の仕事するかによって必要な知識やスキルは大きく異なるため、多くのエンジニアはそれぞれ専門分野を持って分業しています。
ここではフリーランスかつ、在宅でできるエンジニアの仕事を紹介していきたいと思います。
- システムエンジニア
- プログラマー
- Webエンジニア
- データサイエンティスト
システムエンジニア(SE)
システムエンジニア、いわゆるSEはシステムの設計・開発・テストを行います。
クライアントにどのようなシステムが必要なのかのヒアリングを行い、要求を紐解き、構成を考えて設計を行います。
その後、プログラマーが作成したものをテストするといったところがSEの仕事となります。
小規模な案件であれば在宅で可能なものもありますが、クライアントへのヒアリング・打ち合わせがあってこその仕事であるため、大半の案件はクライアント先に出向く必要があります。
ゆくゆくは専業で在宅フリーランスエンジニアをしたい、という方には向かないかもしれません。
プログラマー
プログラマーは、SEが設計したシステムに基づき実際にプログラムを作成します。
具体的にはコンピュータに対し「Aのボタンを押したらBの画面を表示する」といったような指示を伝えるための作業を行います。
ITエンジニアのすべての登竜門とも言える職種です。未経験の場合にはプログラマーから始めてみるのがオススメです。
プログラムを行うジャンルは様々ですが、一部を挙げると
- Webアプリケーション開発
- スマホアプリケーション開発
- ゲーム開発
- AI(人工知能)開発
などがあります。
特にスマホアプリケーション開発は人材不足で需要が多いため、単価も高くなりやすいのでオススメです。
Webエンジニア
Webエンジニアは、Webブラウザ上で動くアプリケーションやWebサイトのサービスの開発・保守・運営を行います。
WebプログラマーがSEの作成した設計に基づきプログラムを書くだけなのに対し、Webエンジニアはアプリケーションの設計・プログラミング・テスト・運営・保守の全てを行います。
そのためプログラマーよりも広い知識やスキルが必要になります。
WebアプリケーションにはYouTubeのような動画サービスやLINEのようなメッセージツール、楽天市場のようなECサイトなど様々なものがあります。
昨今、新しいサービスが次々と開発されており、これから先もニーズはさらに拡大していくと言われている職種です。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、データ分析をするエンジニアの事です。
各種システムで得られた膨大なデータ(いわゆるビッグデータ)を活かすためにデータの分析を行うというものです。
ビジネスとITの両方の世界に精通しているため、引く手あまたでかなりの高収入が見込める職種です。スキル次第で在宅案件でも高収入を見込めますが、高度なスキルが必要となります。
今後も長きに渡り求められる職種である事は間違いないので、時間をかけてデータ分析スキルを習得をするのも良いでしょう。
フリーランスエンジニアってどのくらい稼げるの?
必要とされているのは理解できた!けど、実際にお金はたくさんもらえるの?
需要があるってことは当然単価は上がっていきやすいよね
技術力の高い人では50万円の案件を5,6時間で完了させてしまうこともあります。
一方、初心者は10万円の案件に100時間かかることも珍しくありません。
前者は時給5万円ですが、後者は時給1,000円ですね。当然最初は時給1,000円も取れない方の方が多いでしょう。
どれだけ稼げるか、は”どれだけの技術力があるか”でピンキリの仕事です。
専業になって本気でエンジニアとして食べて行きたいのであれば、年収800~1,000万円も夢ではありません。
習得の難易度が高く、他の在宅ワークと比べると働き手は少ないです。そのため他の在宅ワークよりは単価が高くなっています。
とは言え、副業で行っているうちはあまり質の良い高単価な案件は回って来ないので、めちゃくちゃ稼げる副業とは言えません。
副業でエンジニアをやってみて、面白いようであればエンジニアに転職、もしくは専業のフリーランスエンジニアとして独立してしまうのがオススメです。
フリーランスエンジニアになることのメリットは働き方の自由度
ちょっとやる気でてきた・・もっといいところ教えて!
うんうん、まずはおおまかに下の通りだよ
- 働く時間や場所が自由
- スキルが身に付く
- 仕事の幅を広げやすい
働く時間や場所が自由
クライアント先に出向く必要のある案件さえ受けなければ、基本的に時間も場所も選ばずに副業ができます。
移動時間を無駄にしたり、悪天候の日に外に出なくても良いのです。
クライアントと顔を合わせる必要もないので、人と関わるのが苦手な人にも向いています。
スキルが身につく
労働系の副業であれば一般的なアルバイトと同様、それで将来食べていけるようなスキルは身に付きにくいです。
一方、エンジニアは特別なスキルが身に付きます。
努力次第では将来本業をやめてエンジニア一本で食べていける可能性もあるでしょう。
ただしサラリーマンとは違い収入の保証はないので、安定を求めるのであれば副業で留めておくのが良いでしょう。
仕事の幅を広げやすい
新しいプログラミング言語を習得すれば仕事の幅はどんどん広がります。
1から習得するのは大変ですが、基礎が出来ていれば次の言語の習得は最初に比べると簡単でしょう。
他の在宅ワークよりも仕事の幅を広げやすく、稼ぎを増やしていける可能性も高まります。
フリーランスエンジニアになることのデメリットはズバリ投下時間
いいぞーエンジニア。やる気になってきた!
うんうん、ただもちろん悪いところもあることは理解しておいてね
フリーランスエンジニアを目指すにあたって、障害となることについても触れておきます。
- モチベーションの維持が難しい
- 収入が不安定
- 仕事量と報酬が釣り合わない
モチベーションの維持が難しい
アルバイトはシフトが入っていれば行かなければならないので、多少眠くても体調が悪くても頑張って働きに行くでしょう。
しかし、フリーランスで働くとなれば”どうしてもこの日にやらなければならない”や”どうしてもこの案件をやらなければならない”というのが無いので、自分に厳しい人でなければ怠けてしまうことも多々あるでしょう。
副業であればその収入が無くても生活には困らないでしょうから、気付けば数か月全くやってないなんてことも考えられます。
収入が不安定
自分ができる案件がいつもあるとは限りませんし、できる案件の単価もまちまちです。
そのため安定的な副収入を見込むのは難しいでしょう。
特に最初のうちはできる案件も少ないので、おそらくアルバイトをした方が稼げるケースが多いのが実情です。
ただし、一度高いスキルを身に着けてしまえば、安定的に高収入を得ることが可能になります。
仕事量と報酬が釣り合わない
最初から高いスキルを持っているという例外は除いて、最初から効率良く単価の高い仕事だけをこなすことは難しいでしょう。
実践的なスキルを磨いていけるまでは、「時間の割に報酬はかなり少ない…」という場合も多々珍しくありません。大きな成功を描いて諦めず続ける力が必要になります。
ぼくは根性だけは誰にも負けない自信がある。
まぁ最初から何でも上手くいく職業なんてこの世にないよね
フリーランスエンジニアになるための資格や検定は?
ITエンジニアになる為に必須の資格はありません。
ただし、資格を取得することで仕事を受注しやすくなったり転職に有利に働いたりと役立つ場面は多いと言えます。
たしかに資格もってます!って人の方がお仕事頼みやすいね
まあ発注者がどの程度資格に関する知識を持ってるかにもよるけどね
「国家資格」と「ベンダー資格」
エンジニア向けの資格は大きく分けて「国家資格」とベンダー資格に分かれます。
国家資格は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する資格で、特定の企業の製品に依存したスキルについての資格ではないので汎用性のあると言えます。
反対にベンダー資格とは、ベンダー(OSやソフトウェアなどの製品を提供している会社)が認定している資格で、そのベンダーの製品に仕様に沿ったスキルが問われる為より専門性の高い資格となっています。
パッと見で国家資格の方が良さげな気がする
ベンダー資格は特にこの先自分がどの道に進みたいかによっておすすめの資格が変わってくるね
IT全般におすすめの国家資格2選
分野を問わず活用の機会があり、対外的な知名度も備えている国家資格を5つ紹介します。全て受験資格はありませんので誰でも受験することができます。
基本情報技術者試験
IPA主催のITエンジニア向けの国家試験としては最も基礎的なレベルで、エンジニアに必要な基本的知識を幅広く問われる内容となっています。
基礎レベルの資格ですので対外的な信用度が高いとは言えませんが、学ぶ過程でエンジニアに必要な知識の基礎を学ぶ事ができます。
試験は上期・下期の一定期間、全国の試験会場でCBT方式により実施されます。
応用情報技術者試験
基本情報技術者の上位資格であり、基本情報処理技術者よりも応用的知識とスキルレベルを測る試験です。
システム開発の応用的な技術的スキルに加え、システムの運用面の知識や経営分析などのスキルが必要になります。
試験は4月第3日曜日・10月第3日曜日の年2回、全国の試験会場で択一式と記述式により出題されます。
これらの他にもITステラジストやシステムアーキテクトなどの高難度の試験がありますが、「副業フリーランス」という点で見ると勉強時間と実利のバランスが少し悪いかもしれません。
専門性を活かすおすすめの「ベンダー資格」2選
ベンダー資格の中にはインフラ系エンジニアに向けた資格が多く、副業エンジニアとそこまで高相性という訳ではありませんが、その中でもAI系の資格取得及びその過程の学習は今後伸びてくる分野の為、決して無駄にはならないでしょう。
Python 3 エンジニア認定基礎試験
一般社団法人Python(パイソン)エンジニア育成推進協会が主催する試験で、AI分野の開発における必須言語であるPythonの基礎スキルを問う民間試験です。
高い将来性と汎用性を兼ね備え、難易度もさほど高くない試験として初心者プログラマーにも人気の試験です。
試験は全国のオデッセイコミュニケーションズが認定しているPCスクールや専門学校で通年受験できます。
G検定
日本ディープラーニング協会が主催する試験で、ディープラーニングを事業へ活かすための基礎的な知識・スキルがあることを証明する民間試験です。
こちらもさほど難易度は高くなく、AI技術と密接に関係のあるディープラーニング技術の習得を目的として人気の高い試験です。
試験はオンラインで年3回程度実施され、多肢選択式で出題されます。
ディープラーニングってなあに?
こちらの記事が参考になるよ
繰り返しになりますが、エンジニアになる為に必須の資格はありません。
あくまで自分の学習を体系的に行う為のツールとして資格の取得を検討するのがベターです。
フリーランスエンジニアになるために必要な知識は「言語」
資格についてはわかったけど、実際に何から手をつけたらいいのやら
資格は絶対に必要ではないけど、絶対に必要な知識はあるよ
ITエンジニアになるのに資格は必要ありませんが、どの分野のエンジニアになるにせよ「プログラミング言語」を習得することが必須になります。
すべてのWEB開発は「プログラミング言語」から成り立っているからです。
プログラミング…言語…?
プログラミング言語ってなにかわからない
世の中に日本語や英語、フランス語といった様々な言語があるのと同じで、プログラミング言語にもたくさんの種類があります。
- Ruby(WebサイトやWebベースの業務システム開発)
- Python(Webアプリ開発やビッグデータ解析)
- PHP(ウェブページへの組み込み)
- JavaScript(Webサイトやスマホアプリ、ゲーム開発)
- Java(大規模システムやAndroidアプリ開発)
- C/C++(ロボットや工業機械、OSなどの開発)
- C#(ゲームや事務会計ソフトのアプリ開発)
- Go(APIサーバーやWebアプリ開発) …etc
上記はあくまで一例です。
他にもたくさんの言語が存在し、簡単に言ってしまえば開発するモノによって使う言語が変わります。
もちろん習得の難易度も違えば、開発できるモノが違うので年収や将来性、求人数にも大きな差があります。
どのプログラミング言語を選択するかによって将来どのような仕事ができるのかが大きく変わってきてしまうので、まずは習得する言語を選択する必要があります。
「どの言語を選択していいかわからない」という人はまず、どの職種に興味があるのか、その職種に就くにはどの言語を勉強すればよいのかを探る必要があります。
在宅エンジニアには特にPHP、Ruby、Pythonなんかが人気みたいだよ
PythonはさっきAIの話の時に見たな
マンツーマン専門のプログラミング塾である侍エンジニア塾という会社のサイトで「プログラミング学習プラン診断」ができます。
3つの質問に答えるだけであなたに合ったプログラミング言語をいくつかピックアップしてくれます。簡単なので迷ったら是非利用してみてはいかがでしょうか。
プログラミングの勉強方法
ちなみにプログラミング言語を学ぶ方法もいろいろあるよ
プログラミングを勉強するには参考書で勉強をしながらWebブラウザ上で動作確認を行えるサービスを利用するなど独学で習得していく方法と、プログラミングスクールや専門学校に通って教わりながら習得する方法があります。
オンラインスクールには以下のようなサイトがあります。
- Udemy
- ドットインストール
- テックアカデミー
- codecademy
- 侍エンジニア塾
さっき教えてくれた侍エンジニア塾もスクールなんだね
プログラミング言語の習得にかかる時間は1000時間?
独学のみでプログラミング言語を習得するには、約1,000時間かかると言われています。
おつかれっした。
せめて最後まで話を聞いて
仕事をしながら1,000時間確保するのはなかなか難しいのが現実でしょう。
さらに相談できる相手がいないので、つまずいても自分で解決しなければいけません。解決に都度時間がかかれば、例え1,000時間の勉強をしても習得は難しいかもしれません
独学での勉強はかなりの時間を要するのと、ただでさえ難しいモチベーションの維持がさらに難しくなります。
とあるプログラミングスクールが実施したアンケートによると、87.5%の方が独学でのプログラミング習得で挫折をしたという結果が出たそうです。
本気でプログラミングを習得したいという方にはプログラミングスクールに通うことをオススメします。独学よりも圧倒的に効率よく習得ができるからです。
挫折する人の理由の多くは、問題の解決に時間がかかるから、らしいよ
独学だと聞く人がなかなか見つけられないからなあ
現在はオンラインのスクールが充実していますので、スクールに通いたいけれど仕事が忙しく時間がない、通える距離にスクールがないという場合でも十分受講可能です。
スクールによってチャットでのサポート時間や料金、無料体験の有無が異なりますので、各サイトの公式サイトから情報を得ておきましょう。
フリーランスエンジニアの開業準備
ここからは、実際にあなたがプログラミング言語を習得した後の「開業時の事務的な必需品」と「行政手続き」にまつわるお話です。
1000時間後のORE…
スクールに通って学べばもう少し短縮できてると思うけどね
開業時の行政手続きはそこまで複雑なものではありませんが、忘れると取り返しがつかないものもあるのであらかじめ確認しておきましょう。
大きく分けて「事業に必要なモノの準備」と「行政手続き」の2つに分けて紹介します。
開業までに準備しておくモノ
- 事業用銀行口座
- 帳簿書類
- マイナンバーカード
詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
「個人事業主」になるための行政手続き
開業時に必ずやっておくべき3つの行政手続きについて紹介します。
- 開業届
- 青色申告承認申請書
- 社会保険
詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
個人事業主の社会保険はどうなっているの?
あくまで副業として動画投稿をするのであれば、社会保険の手続きは特に必要ありません。
ただし専業の「個人事業主」になるということであれば、今加入している社会保険は抜けることになるので「年金」と「健康保険」の手続きが必要です。
年金
退職日の翌日から14日以内に、住所地の市区役所または町村役場に手続きを行います。
年金手帳、離職票、印鑑、身分証などを持参しましょう。
健康保険
健康保険は、一般的には次の2つの選択肢から選択します。
- 国民健康保険:退職日から14日以内に年金と同じく市区役所等で手続きします。
- 任意継続:勤めていた会社の健康保険を2年間継続適用
「任意継続」については、これまで半分保険料を負担してくれていた会社の負担額がなくなるので、保険料は高くなります。
しかし、「健康保険」としてはこれまでと同様の給付内容が受けられるので、条件の良い健保組合に加入されていた方は検討の余地があるでしょう。
フリーランスエンジニアの仕事の見つけ方
開業の仕方はわかったけど、お仕事はいったいどこで探せばいいの?
ツテがある人はそこから紹介を受けるのもいいけど、未経験者でも探す方法はあるよ!
会社員やアルバイトとは違い、フリーランスで稼ぐには自分で仕事を探し続ける必要があります。
他のフリーランスエンジニアがどのように仕事を探しているのか、いくつか紹介します。
友人、知人を介した紹介
オンラインスクールを受講して得た人脈を利用したり、事業を行っている知人からWEB開発の仕事を得たり、といった方法です。
または、元々SNSなどでたくさんの知人とつながっているような人であれば、SNSで自分ができる事を発信して仕事をもらうのも一つでしょう。
とは言え、手数料が掛からない代わりになかなか簡単な方法ではないのが現実。こちらにも取り組みつつ他の方法と併用する形が良いでしょう。
既存顧客からの紹介
2019年の中小企業庁の調査でフリーランスエンジニアの仕事の獲得方法の1位となったのは既存顧客からの紹介が約50%、ほぼ半数の割合が既に関わりのあるお客さんからの紹介というものでした。
副業というよりは独立に近いケースでの話なので、本業の会社と利益相反にならずに「副業」として既存顧客にアプローチするのは現実的に難しいでしょう。
まあ僕は本職がエンジニアとは関係のない職種だけど…
それなら逆にチャンスがあるかもね
クラウドソーシングの利用
今の時代はこちらで副業案件を探すのが主流になってきています。
クラウドソーシングとはインターネット上で企業や個人が「不特定多数」の人に業務を外注するという新しい業務形態です。
最近ではクラウドソーシングを仲介するWebサイトも多く、エンジニアの仕事依頼も多数掲載されています。
案件の難易度も様々なので、その中から自分にできそうな仕事を選んでいく形になります。簡単な案件は人気がありますので、小まめにチェックする必要があります。
エンジニアの案件の充実しているクラウドソーシングサービス
- クラウドワークス
- ランサーズ
- シュフティ
- Job-Hub
エージェントからの紹介
こちらも今の時代にあった副業案件の獲得方法と言えます。
個人で営業活動をして自分に合った案件を探すのは大変な作業です。その作業を代行してくれるのが「エージェント」です。
仕事を始める段階で何も紹介先のアテがない場合は、「まずはここから」という程に重要な選択肢の一つと言えます。
エージェントサイトによって取り扱う案件の難易度や単価などに違いがありますし、エージェントへの登録は無料ですので、情報収集のためにも複数のサービスに登録して案件紹介の頻度や対応の品質、案件のマッチング度などを確認することをおすすめします。
副業としてできるようなライトな案件も豊富に取り扱っているエージェントサイト
- Crowdtech
- レバテックフリーランス
- Workship
- エミリーエンジニア
- FREE-DA
ぼくはエンジニアの知り合いっていないから、まずはエージェント?に登録してみようかな・・
クラウドソーシングとエージェントの活用は今の時代マストだね
フリーランスエンジニアについてよくある質問
この記事に関してよくある質問をいくつか紹介します
未経験でもフリーランスエンジニアになれる
エンジニアになる上で必要な資格は特にないので、意欲さえあれば誰でもエンジニアとして働くことは可能です。
プログラミングのスキルを習得するのは簡単ではありませんが、身に着けてしまえば大きな武器になることは間違いありません。
求められる仕事の種類は変わっていく可能性はありますが、エンジニアやプログラマーの需要は今後もさらに高まっていく仕事の一つであると予想されるためです。
副業を決意してすぐに、明日から収入を得られるというものではありませんが、将来大きく稼ぎを増やしたいのであれば、今から勉強を始めても決して遅くはないでしょう。
気になる方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
時代背景的に、腐らないスキルってだけで魅力はあるね
習得が難しいってことはそれだけライバルも少ないってことだしね